縄文天然温泉 志楽の湯

 飲食店勤務の私は、基本お盆休みなどないに等しい。対してサラリーマンの旦那の休みは暦通りだし、お盆休みも普通にある。時給で働く私は休みを取ればその分収入に響く訳です。でも、1日くらいは一緒に出かけたいな、と思い休みを取りました。

 ノロノロ台風のお盆休み、雨が急に降ったかと思えば煌々たる強い日差し。都内は台風直撃ではないから、気まぐれな天気に翻弄される。

 それでもお風呂は入ってしまえば雨関係ないもんね。ということで、今回は志楽の湯にきました。神奈川矢向にある秘湯です。

 ここはね、サウナにハマる前からのお気に入りのお風呂。そして、女子サウナは蒸気で息苦しいミストサウナしかないのです。それでもお気に入りなのは、ここの露天風呂がとてもいいから。 

 縄文天然温泉とうたうだけあって、火焔土器みたいなインテリアが置いてあったり、露天風呂には土偶がいたりする笑 私の田舎でも火焔土器が発掘されたりして、町役場の近くに巨大な火焔土器のオブジェがあったので、なんか親しみを感じるんだよね。

 そうそうミストサウナも縄文蒸し風呂って名前で、壁にアンモナイトの化石みたいな彫刻もある。座るとこは一段だけで、結構温度高いと思うけど、座るとあまり熱さを感じないのが残念。誰もいないときはベンチの上に立って蒸気を浴びるんだけど、今日はいつもより混雑してるので、ちょっと無理か。

 室内のお風呂は、味噌樽を切った感じの味噌樽風呂。ちょっと広いお風呂があり、その一部が勾玉の形になってる勾玉風呂。室内はいつ来ても全体的に薄暗い。あとは縄文海底蒸し風呂。水風呂はない。そして、メインの露天風呂。

 露天風呂は岩風呂で、山の中で遭遇したお風呂な感じ、お湯は黒い。化石海水とかいうらしい、少ししょっぱい。ふちが岩なんだけど、みんなその窪みに頭を入れて、寝ている人が大半。窪みも色々あるから、好みの場所で寛いでいる。そんなに熱くないから、ずっと入っていられるの。

 昼間は横になって空を見上げると、青空に木々の緑が眩しい。風のそよぎも都会にいるのを忘れさせてくれる。夜は仄暗い灯りのみで、これまた鄙びた温泉の風情。本当に暗いので、足元に気をつけないとちょっと危険だけどね。

 お風呂だけでなく、他にも気になるとこはあるんだけど、いつもお風呂しか利用したことがない。断食?とか色々あるみたいだから、いつかは利用してみたい。宿泊もできるらしいからいつかは泊まってみたいな。そしたら、8時半からの朝風呂(露天風呂のみ)も入れるしね。