両国湯屋江戸遊

 光陰矢の如し、最近時間の経つのが凄く早く感じる。もう父が亡くなって1年も経つのか。弟からお墓もできたし、1周忌やるから来れるか、と聞かれてた。現在単身赴任中の弟もお正月には帰るので、その時に家族だけで1周忌をやるという。勿論参加ですよ。ただお葬式は家族全員で行ったけど、今回は私だけでいいかな。

 1月2日の午前中に新潟に向かうつもりで、新幹線の切符取ってもらった。元旦に旦那の実家でテレビ見てたら、緊急地震速報が入った。震源地は石川県だ、津波警報日本海側全域に出る。実家は長岡で海沿いではないけど、弟のLINEだと家が倒れそうなほど揺れたようだ。お笑い番組を見てる旦那に、NHKに変えるように言った。案の定もう地震速報番組に切り替わっていた。

 とりあえず実家は無事でホッとしたけど、余震も結構あるみたい。新幹線が動くなら行きたかったけど、今回は行くのやめた。余震怖いし、何かあった時にお荷物になる。

 2日の予定は無くなってしまったので、初詣に行った。3日も予定が無くなったので、お風呂行ってから、箱根駅伝のゴール地点に行こうと話していた。が、駅伝をこよなく愛する旦那が、駅伝メインの1日を過ごしたいと言い出した。なので、旦那は駅伝、私はお風呂に1人で行くことにした。

 それで来ました、両国に。もともと2人で来るつもりだった江戸遊です。名前は知ってたけど、来たことないから、少しワクワク。子供が小さい頃にきた江戸東京博物館は長い改装中でお休みしている。そのすぐ近くにある。

 10時オープンで10時20分くらいに到着したから、もう列ないかな、と思ってたけど、甘かった。入ってすぐのとこにダミーの下駄箱みたいのがあり、少し奥まったとこに男女別の下駄箱があって、そこに行列ができていた。結構人気あるのねぇ。しばし受付待ちの行列に並ぶ。

 受付でコースの説明を受ける。1日と3時間と、1時間(平日のみ)のがある。あんまり料金変わらないから、1日かな。その中にほかのところだと別料金の岩盤浴も入ってるようだ。岩盤浴初めてだから楽しみ。受付でタオルセットを受け取り、4階の女性フロアに向かう。岩盤浴は5階のようだ。ロッカーの指定はないので、空いてるところを使っていい。少し幅がある長いロッカーだ。ハンガーもあるし、荷物沢山入るな。

 まずはお風呂だよね。室内は明るい清潔感のあるクリーム色。メインのお風呂は少し高くて、ボタンを押すとジェットが出てくる、いつも肌が痒くなるちと苦手なやつ、白波湯というらしい。湯船の中央に手すりがありそこに掴まると足元はツボ押しの小石があった。掴まって歩くものらしい。イタタタ。その隣に高濃度炭酸泉。タイルの赤富士が立派だ。一番手前に上がり湯用の緑のお風呂。バスクリンかしら?

 まずは体と髪を洗い、炭酸泉で温まろう。思ったより温度が高い。長く入るにはもう少しぬるいほうがいいな。まぁ、個人の好みではあるけど。すぐ上がり、サウナに向かう。フィンランドサウナとスチームサウナがある。まずはフィンランドサウナだな。入ってすぐのとこに微妙な段差があり、つまずく。目立つ段差じゃないから、ちと危険。親指の色変わってもた、痛い。サウナの中は2段で、大きなストーブがある。ちょうどオートロウリュウの時間だったけど、ん、あんまり室内の温度変わってないような。

 テレビでは映画かな、福山雅治大泉洋が写ってる。サウナの温度そんなに高くない。もう少し高くてもいいな。これも個人の好みだけど。結構長くいたけど、いつもみたいにもう我慢できん、という体感にはならず。水風呂入りたくて出る。

 水風呂の温度計は16度。でも思ってたより冷たく感じる。サブッと座ったら、あら、浅い。肩まで浸かれず。もう少し深いほうがいいなぁ。

 水風呂のガラス越しにいくつも椅子が見える。露天風呂と外気浴スペースかな、外に出てみる。仁丹がスポンサー?の薬湯と白く濁った月見湯があった。薬湯は濃い色で、薬草の袋が浮かんでる。身体に良さそうな匂い、温まりそう。月見湯は天井の一部がくり抜かれていて、空を見ながら入る寝湯だ。夜は月が望めるのかな。今日はそこまでいないけど。

 外気浴スペースは完璧だ。籐の椅子6脚、籐のデッキチェア3つ。結構混んでるけど、満席にはなっていない。サウナ上がって外気浴の椅子待ちがないなんて、最高。ここはピーチクさえずるおばちゃんもいない、みんなマナーの良い人ばかり。年始だからか、それともコンセプトのせいか、日本情緒あふれるBGMが心地よい。

 箱根駅伝の結果が知りたくて、足湯に入る。足湯専用のスペースがあり、顔に泥パックしながら入れるのだ。その前になんと自分でチャンネル変えられるテレビがある。今年は青学の圧勝か。旦那はどの辺にいるんだろう。 

 全チームがゴールしたのを見てからチャンネルを変える。地震のニュースが気になる。地震かなり大きかったから、被害が酷い。街が無くなってる。まだ救助待ってる人もいるみたい、早く助けてあげて欲しい。長岡は大丈夫だろうか。急に心配になる。まだ弟がいるから、何かあったら連絡くるだろう。

 岩盤浴にも行ってみよう。2カ所あるけど、1つは満員のようだった。専用のウエアに着替えて、専用の大きなバスタオルを敷いて使う。少し薄暗くて入ると蒸し暑かった。携帯持ち込めないから、知ってる人は本とか持ち込んで読んでいた。私はそのまま寝てみた。そして気づいたら1時間経過。全身汗だくになっていた。またお風呂に向かう。

 今日は1人だから、時間を気にしないで入れるのがいい。この後大手町に行くのはもったいなさすぎる。いつもこういうところではご飯食べないけど、あまりに空腹で1件しかないレストラン、北斎へいく。ご飯が美味しいという口コミが多いけど、メニューは至って普通な感じ。油淋鶏の定食を食べたが、味がやたら濃かった。ビールのつまみなら最高かも。さすがに今日は飲むのやめた。

 食べてから少しお休み処で休んだ。レストランのある階のは男女利用可で、4階のは女性専用。今日は1人だから女性専用で。共用のとこ一人はなんか寂しい。

 居心地良くて結局18時くらいまでいてしまった。ポカポカの身体で帰り道に向かう。三が日のせいか、両国の街は少し暗くて怖かった。やっと見つけたJR両国駅がとても明るくみえて、ホッとした。

 今度は2人で来よう。

油壺温泉

 今日は12月とは思えない暖かい日だった。京急のみさきまぐろきっぷを使っての小旅行、とても楽しみにしてた。 

 今日は息子も一緒のお出かけだ。もう18になったし、高校卒業したら親と出かける機会もなくなるだろうし、貴重な日だと思う。家を先に出た旦那はいつものように、かなり先を歩いては振り向き、早く来い、バカと急かす。この人は本当に変わらないな。せっかくの家族でのお出かけもいつもやたらと急かされる。子供がまだ幼児の頃でも同じだった。子供は真っ直ぐ歩けない、早くも歩けない、道端の花や昆虫に気を取られる。その度になんでそんなに遅いんだ、と叱責された。目的地に着くまでの道のりも家族での貴重な時間なのに、それが理解できないのだ。別に急ぐ旅でもないのに、何故急ぐ必要があるのか。今日も別に旦那は1人で行き、私と息子と行くでも問題ないのだが。

 4人掛けの座席に座りたいからと、始発の駅までわざわざ行ったけど、結局目的の駅に着くまで、3人ともスマホをいじっていて、対面の座席に座る意味は感じなかった。話をする訳でも、景色を眺める訳でもない。まぁ、女子旅でもないから、今更話すこともあまりないけどね。

 みさきまぐろきっぷは、往復の交通費と昼食、あと思い出になる何かがセットになったお得な切符である。私と旦那は温泉に行くけど、お風呂に興味ない息子は、名産のお土産を交換すればいいと、昼食までは別行動になった。

 とりあえず駅から、油壺温泉までバスに乗る。道沿いには広い畑が広がっている。いつも思うけど、こういう所に住んで買い物なんかはどこでするのだろう。カラオケ、ワークマン、ラーメン店はあるな。ちょっと大きめのスーパー発見、駐車場が広い、そして車が沢山停まってる。最寄りのバス停で降りる高齢者も沢山いる。みんなここで買い物するのね。

 終点の油壺温泉で降り、息子はここから別行動。油壺温泉の近くには油壺マリンパークがあったけど、今はなくなってしまったので、わざわざここに来る人も少なそうだ。

 今日の目的地、ホテル京急油壺観潮荘に到着。私と旦那は日帰り入浴を選択。なんか古びたホテルだなぁ。サウナなんか絶対ないよねぇ。靴箱に靴をしまい、鍵をロッカーの鍵と交換してもらう。フェイスタオルを一枚渡されてお風呂に向かう。

 思った通りの、古い感じのお風呂。カランも8個かな、少なめである。入ってすぐのとこに使用禁止と張り紙されたガラス張りの小部屋みたいのがある。ここがサウナなら最高だけど、ただの何もない空間である。室内風呂と、露天風呂、あと樽風呂があるが、それだけと言えばそれだけ。 

 露天風呂の景色がいいのがせめてもの救いだ。目の前には枯葉のぶら下がった木が2本、その後ろに海、入江?が広がっている。今日は風が強いので、木々のざわめきが凄い。見上げるとすくっと伸びた椰子の木がゆらゆら揺れている。青い空に白い雲が素早く流されていき、カモメが何羽も飛んでいる。枯葉をよく見ると多分桜の葉だ。春には2本の満開の桜の間から海が臨めるのだろう。お湯の温度は熱くもなく、ぬるくもなく長く入っていられる。お湯はちょっと塩辛くて身体が温まる感じ。

 先客の高齢婦人の2人がいろいろ話している、多分近所の人か。3月になるまで、何度あとここに来れるか?とか?引越しでもするのかな?

 サウナ代わりにあったまったら、シャワーを浴びる。最初は水が出ますと書いてあるけど、いつまで経っても水だ。水で全然構わないので、身体を冷やして椅子で休む。風のざわめき、鳥の声に癒される。何度か繰り返して、少し寝ちゃってた。そろそろ上がる時間だ。

 今度はバスに乗って、お昼を食べに三崎港に向かう。途中で息子がバスに乗り込んできて、そのまま城ヶ島へ。ランチタイムはかなり混雑してるので、ちょっと城ヶ島を散策する。

 今日は風が強いので、波がかなり荒い。ちょっと怖いくらいだ。足元も岩場が濡れていて滑りやすい。小さな水溜りの中にヤドカリなんかもいて、子供が小さかったら喜んだろう。

 そろそろお腹も空いてきたから、バスで三崎港に戻ろう。街中も散策したいから、手前のバス停で降りる。旦那はバス停の前にある昔ながらの酒屋に入り、缶ビールを購入。お風呂上がりのビールは最高だね。

 昔ながらの商店街はシャッター通りで、開いてる店はまばら。数少ない店は観光客向けで、ちょっとおしゃれな感じがする。でもオフシーズンだから、観光客も少ないし、誰もいない店にはやはり入りにくいや。

 旦那は街並みやおしゃれな店をカッコいいと絶賛するけど、私が見たらただの寂れた商店街。ここは観光客向けの街なのだ。やっぱり東京の都会育ちの旦那と、田舎育ちの私では見方が違う。うちの田舎も近所には必要な日用品を買えるようなお店も少ないし、地元の人間には住みやすいとは言えないと思う。もう2度と来ないかもしれない人に、カッコいい街と言われて嬉しいかな。

 お昼ご飯は、息子がパンフレットから選んだお店に決めた。まぐろ食堂七兵衛丸という所。お昼に息子が見たときは、凄い行列だったらしい。今は3時だから、すんなり入れた。お刺身定食2つと海鮮丼、ビールとお魚の唐揚げのセットを注文。まずビールが来て、なかなか出てこないおつまみ。旦那はいつも一緒に来るように注文するから、ちとご機嫌斜め。その後も定食の味噌汁がひなた水みたいにぬるかったり、店内でどこか工事をやってるようで、工事現場そのままの音が店内に鳴り響くから、クレームを入れる。

 ご飯は美味しかったけど、サービスは中の下という所か。営業中に工事やるとか、全くの問題外。

 トータルだと悪くない休日だったな。観潮荘は来年の3月に営業終了すると入り口に書いてあった。おばちゃんの引越しや、余命宣告ではなかった。せっかくいいお湯なのに残念。

 

ひだまりの泉 萩の湯

 今日降りた駅は鶯谷。上野はよく来るけど、鶯谷はあんまりないかも。旦那はサウナ入る時は2リットルの水を持ち込むんだけど、ここら辺のコンビニは大きいサイズを売ってないらしく、売ってるお店を目指して歩いた。無事に購入して、本日のお風呂に向かう。今日も暑いな。

 着いたのは、ひだまりの泉萩の湯。来たことないけど、名前は聞いたことある気がする。料金は520円でサウナは別料金。4階建てで2階が受付と食事できる所、3階が女湯、4階が男湯。3階に上がったら、名前聞いたことある理由がわかった。そこにはランナー用のロッカーがあったのだ。ここはランニングステーションとしても使える銭湯だったのだ。やっぱり上野公園を走りに行くランナーが利用するのかな。

 脱衣所はそんなに広くないし、普通な感じ。でもお風呂は銭湯というには広かった。入ってすぐの右側がカラン、左側に広めのメイン浴槽。左側の手前に細い通路があり、突き当たりがサウナで、通路には休めるベンチがある。あれ、塩サウナもあるのね。

 とりあえず体を洗ってメイン浴槽に入る。少し段差があって、ちょっと高い所にある。メイン浴槽の端の方には電気風呂だの、ジェット風呂の寝湯もあって、効率的な作りなのかな。お風呂から見ると、カランの奥の方にもお風呂があった。行ってみると、炭酸泉だった。ぬるめでいつまでも入っていられる。周りの壁にはいろんな銭湯のイラストが貼ってある。なんかの本の抜粋?結構面白くて、じっと見てしまう。

 少しあったまったら、早速サウナへ。かなり広い。20人くらいは入れそう。でも別料金だとそんなに利用する人もいないから、余裕の広さ。テレビを見ながらいつもの時間^ ^

 露天風呂があるんだから、外気浴可能よね、と外へ向かう。案の定、露天風呂の前には座れるスペースがあったので、そこに座る。やっぱり外は気持ちいいよね。ただ屋根がないので、太陽の光が直接当たる所があって、みんなそこを避けるけど、太陽って動くからね。ちょっと寝ちゃうとめちゃ日に焼けそう。油断は禁物笑

 塩サウナも入ってみたけど、少しぬるいし、あんまりかな。でも塩サウナってこんなものよね。肌に塩塗るときゅうりみたいに水分が抜ける?いや、肌がツヤツヤになるのかな。いつもなんとなくやってるけど、効能がわからない。とりあえずかかとの角質は取れるかも、とそこだけ塩塗りまくり。

 露天風呂は子供用に少し浅いところがあるんだけど、子供ではなくおばちゃんが大胆なポーズで横になってる。でも寝ながら入るのって気持ちいいもんね。気持ちはわかる^ ^

  のんびり浸かってたら、もう待ち合わせの時間。慌てて上がって身支度をする。洗面台はちょっと少ないな。混雑する時は大変そうだ。 

 ネットで調べたら、上野公園だけでなく、皇居も走れる距離にあるらしい。勿論ちょっと遠いけど。でもいつか、1人で走ってから、またここを利用したいな。ランニングもサウナもやっぱり1人でマイペースでするのがいいな。

静岡 ホテルオーレイン

 旦那と待ち合わせたのは、今日宿泊のホテルオーレインのロビー。スマホで方向を確認して、歩き出す。14時半待ち合わせだから急がないと。近くにアパホテルとか東横インとかある、ビジネスホテル街にあるっぽい。

 やっと見つけたら、ガラス越しに旦那発見。チェックインは15時かららしく、それまでは宿泊者専用セルフカフェでコーヒーを飲もう。カフェラテもあるんだ、じゃカフェラテだな^ ^うーん、薄い。やぱコーヒーか。

 チェックインして荷物をおいたら、大浴場が15時からなので、そのまま入りに行く。狭いながらも清潔感のある脱衣所。冷水機もある。

 お風呂は天然温泉の内湯と露天風呂。どっちもコンパクトだけど、ホテルの大浴場ならこんなもんかな。ちゃんとしたサウナもある。残念なことに水風呂がないんだな。仕方がないので、水シャワーで我慢。外気浴は露天風呂の前の椅子にて。この椅子はよく他の銭湯でおばあちゃんが座ってる補助椅子みたいな感じのやつ。これがインフィニティチェアなら最高なのに。水風呂は作るの無理でも椅子は置けるスペースあるから、利用者アンケートに書いとこうかな。

 サウナのストーブも、ちゃんとしたサウナと同じストーンがめちゃ詰まったのが1つ。ライトついてるから、オートロウリュウが始まるのかとワクワクしてたけど、?、始まらん。なんだただついてるだけか、がっかり。

 お風呂上がったら、近くの静岡おでん街に行ってみた。ちゃんとした静岡おでん食べるの初めてだから、期待してたけど、まぁ普通だった。だし粉みたいのかけて食べるのだけど、私はない方がいい。好みの問題だよね。おでんは美味しかった。

 ホテルで無料の夕食が出るというので、食べに行った。サラダと自分でよそうカレー一皿。ホテルのカレーは美味しいなぁ。

 夜もまたお風呂。そしてサウナ。今日だけで3回も利用してる。旦那は寝てしまったので、1人でホテル備え付けの漫画を読み、ちょっとビールなど飲みつつ、今日は就寝。

 さて、翌日。いつもの3時前に起きたら、なんと旦那が起きて飲んでいた。一緒に飲まない?と言われたが、今日は駿府城公園の周りを走る予定だった。飲んだら走れん。さすがに3時から走るのは早すぎるので、またお風呂に行く。

 サウナ出ると必ず頭から水かぶるので、昨日から何回ドライヤーをかけたことか。さすがに髪が痛みそう。誰もいない脱衣所の扇風機で乾かす。

 お風呂上がって、コーヒー飲みながらまた漫画。ちなみにタイトルはミステリーという勿れ、今月映画公開されるから、ちょっと読みたかったんだよね。

 5時になったら、着替えて駿府城公園に向かう。もう結構明るい。そして思ったより人が沢山いる。日曜の早朝だから、朝帰りか?みたいな人も多いけど、早朝ランの人も多い。駿府城公園の近くには市役所とか市の主要な施設が沢山あった。こういうのって駅前とかが多いと思ってたけど、やっぱりお城の近くの方が好立地なのかな。

 お堀を横目で見つつ、反対側もキョロキョロ見ながら走る。朝の空気が気持ちいい。もうすっかり秋の気配だ。いつか皇居の周りを走りたいけど、こんな気分なのかな。一周したら、少し中も見たくなって、橋を渡る。季節的には植物も桜みたいに見るものがないけど、遺跡の跡とか家康公の像とか、すっかり観光気分。夜明けの雲と一緒に写真を撮りまくるのでした。

 当然走り終わったらまたお風呂。サウナ入ってたら、突然オートロウリュウが始まった。誰もいなかったので、サウナマットでストーブを煽って体感温度を高める。時間は7時ジャスト。1時間に一回なのかな。あとで従業員に聞いてみようと思ったけど、聞けないままでした。

 朝食は2階ラウンジでのビュッフェ。昨日行ったおでん屋のご主人も、ここの朝食はいいって言ってたけど、本当に美味しかった。 

 チェックアウトは11時。まだ時間はあるので、またこの後お風呂に入るのでした笑

東静岡天然温泉 柚木の郷

 台風の影響で天気の悪い週末、静岡に一泊旅行の予定でした。往復に青春18切符を使うので、予定をずらすことができません。切符を使える最終日なので、キャンセルだと4枚無駄になるからです。なので、最悪でも強行予定でしたが、台風が早く行ってくれたので、予定通りに出発しました。

 品川から6時前の電車で熱海まで行き、熱海から乗り換えて静岡に着きました。静岡では旦那とは別行動で、家康好きな旦那はそっち方面の観光、私はお風呂に行きました。

 しきじでも行ってくれば、と言われたけど、しきじは前行ってあんまりいい印象がなかったので、他に行こうと思いました。確かに二つのサウナと水風呂はいいけど、客のマナーが最悪なんだもん。6人しか座れないベンチに6枚のサウナマットで場所取りとか、ほんと最悪。もしかして、少しはマシになってるかもしれないけど、変わってないかもだから、そんな可能性にかけるつもりないし。人生であと何回静岡来るかわからないのに、ストレス溜まるサウナに行くつもりはない。

 ので、静岡駅の隣、東静岡駅の柚木の郷に決めました。クチコミもなかなかいいしね。

 という訳で来ました、東静岡駅。大きくてピカピカの綺麗な駅。静岡駅の隣なのに、人気が全くないのは何故?いるのは床を磨いてるお掃除の人のみ。土曜日なのに、誰もいない。静岡駅は大混雑なのに、まるで朝4時くらいの雰囲気。いつもこんな感じなのかな?

 駅出ても、商店街みたいなものもない。目的地の柚木の郷はすぐに見つかった。広めの敷地に和風の建物、期待感が高まる^ ^

 フロントで靴箱の鍵とロッカーの鍵を交換。料金は後払い。タオルは有料だけど、今日も抜かりなく持参してます。浴場に向かうと美味しそうなレストランやカフェ、癒し処なんかが並んでる。中央にちょっと寛げる空間があって、立体的な小部屋みたいになってる。中にはヨギボー的なクッションなんかも置いてあり、ディスプレイされてる書籍もレストランに持ち込んで読めるらしい。お風呂以外にも楽しめそう。

 浴場は2階、ロッカーは落ち着いたダークブラウンで、ちょっと高級感もあり。清潔感もあって、いい感じ。早速お風呂に向かう。ドアを開けると目に飛び込んでくる緑。室内風呂の前は鬱蒼とした植栽の鮮やかな緑。天井も高く開放感がある。室内風呂はぬく湯とあつ湯、座湯と塩サウナ。露天風呂は炭酸泉と寝湯、岩風呂、立湯、サウナ、水風呂。サウナの前には椅子が三脚、植栽に向けて置いてある。植栽は中央にあるから、お風呂のどこからも楽しめるのだ。水風呂の隣にはなんと畳スペースがある。ここで横になって休めるのだ。

 水風呂の水が飲めなくても、しきじより断然ととのえるでしょ。旅先でお風呂なんて、と思ったけど、同じお風呂は一つとしてないのだから、お風呂目的の旅もありよね。

 サウナも広くて最高だし、30分ごとのオートロウリュウアウフグースもあった。タオルの舞ではなくて、2人のお姉さんが大きなうちわで仰いでまわる。イメージは風神雷神かな笑

 ご飯も食べたかったので、少し早めに上がってレストランへ行く。特に静岡名物とかにこだわりもないから、普通のメニュー頼んだけど、美味しかった。

 その後、ちょっと本でも読もうかな、と寛ぎスペースに行く。大きなヨギボーもあったけど、うちには息子の買ったヨギボーがあるので、家にあるものには興味がない。なので、小部屋スペースでちょっと横になる。ドラえもんの部屋的で落ち着くなぁ。

 旦那と待ち合わせの時間があるから、もう行かないと。ここなら、旦那ともう一度来てもいいな。今日のお風呂は大当たりでした。

深川温泉 常盤湯

 今日も暑い。夕方からお風呂の王様でも行くか、と言われたけど、いつも同じじゃあねえ。

 という訳で電車に乗り、森下まできました。JRじゃない駅名だと、どこのことかよくわからない。

 途中のパン屋のカレーパンがとても有名なんだって。そう言えば、漫画で見たことがある。酒の細道という飲兵衛の漫画で、我が家のトイレに常備されてる漫画本。主人公の岩間宗達がカレーパンを買い、飲み歩いてるうちにどこかに忘れてきたーと騒ぐけど、実は途中で食べていたというオチ。帰りに忘れなかったら買おう^ ^

 旦那も来たことないから、駅降りてスマホで方向を確認する。初めての街歩くのって、なんか楽しい。12時オープンで、11時56分に到着。数人待ってる人がいたので後ろに並ぶ。私のとこからひなたなので、今日は日傘を差しててよかった。

 12時少し過ぎてもなかなか開かない。次第に周りの人も少しイライラしてきてる。なんか不具合かなぁ、と思い始めた頃、やっと従業員がドアを開けた。入浴料520円、サウナは別料金。サウナ利用者の手首には紙のベルトがつけられる。ロッカーの鍵を渡され、いざ。

 脱衣所は少し狭い気がするけど、清潔感がある。ロッカーも上下段で、ハンガーがついてるのが便利。ただ場所が指定されてるから、好きな所は選べない。しかも開店直後だから、お客が集中してるとこなのは仕方ないか。

 お風呂は思ってたより広くない。カランも20個あるかないくらい。でも壁のタイルも真っ白で清々しい。リニューアルしたばかりなのかな?入って右側にお風呂。白く濁ったシルクバス、ジェットバス、炭酸泉。左側は両側がカランで、その奥にもお風呂が見える。奥は小ぶりの天然温泉と電気風呂があり、その隣は水風呂。水風呂の前に椅子が二脚、その隣にサウナの入り口がある。露天風呂はないし、外気浴スペースもない。

 早速サウナ入ってみると、うーむ、ちと狭い。3人は並べそうだけど、並んだらキツキツ、それが二段。定員は6人か。

 狭いけど、今は3人しかいないのでまあまあかな。でも同時に出たら椅子取りゲーム必至だな笑 小ぶりでもちゃんとしたサウナだから、そこは問題なし。テレビを見ながら汗をかく。先に2人出てしまっているので、椅子には座れないだろう。でも、我慢比べになるのは嫌なので、いい感じのとこで出た。水風呂はやっぱり気持ちいい。ここも少し狭いけど、問題なし。

 やっぱり椅子は空いてなかったので、空いてるカランの前に座り、足を伸ばす。誰もいないからいいよね。混んできたら退くつもりだし。とゆう訳で、2セットはここで休んだ。

 サウナの合間に他のお風呂も楽しむ。炭酸泉もいいよね。ゆっくり入っていられるし。ジェットバスは入ったら、皮膚がかゆくなってきたので、すぐに出た。たまにかゆくなってこりゃダメだ、という時があるけど、今日がそれだった。あと電気風呂も一応入ってみるけど、いつもダメなんだよね。なんか苦手。

 サウナは他の人とタイミングがずれてきて、やっと椅子に座れた。やっぱり椅子は落ち着くなぁ。でも、今日は2時間の時間制限あるから、そろそろ出ないとダメか。

 受付で紙バンドを切ってもらう。冷たい乳酸菌ドリンクを1本もらった。すぐ飲みたいけど、このあとはきっとビールだな。少し我慢我慢。

 そして近くの居酒屋で少し飲み、カレーパンを買って帰るのでした。カレーパンは少し辛かった。

 

縄文天然温泉 志楽の湯

 飲食店勤務の私は、基本お盆休みなどないに等しい。対してサラリーマンの旦那の休みは暦通りだし、お盆休みも普通にある。時給で働く私は休みを取ればその分収入に響く訳です。でも、1日くらいは一緒に出かけたいな、と思い休みを取りました。

 ノロノロ台風のお盆休み、雨が急に降ったかと思えば煌々たる強い日差し。都内は台風直撃ではないから、気まぐれな天気に翻弄される。

 それでもお風呂は入ってしまえば雨関係ないもんね。ということで、今回は志楽の湯にきました。神奈川矢向にある秘湯です。

 ここはね、サウナにハマる前からのお気に入りのお風呂。そして、女子サウナは蒸気で息苦しいミストサウナしかないのです。それでもお気に入りなのは、ここの露天風呂がとてもいいから。 

 縄文天然温泉とうたうだけあって、火焔土器みたいなインテリアが置いてあったり、露天風呂には土偶がいたりする笑 私の田舎でも火焔土器が発掘されたりして、町役場の近くに巨大な火焔土器のオブジェがあったので、なんか親しみを感じるんだよね。

 そうそうミストサウナも縄文蒸し風呂って名前で、壁にアンモナイトの化石みたいな彫刻もある。座るとこは一段だけで、結構温度高いと思うけど、座るとあまり熱さを感じないのが残念。誰もいないときはベンチの上に立って蒸気を浴びるんだけど、今日はいつもより混雑してるので、ちょっと無理か。

 室内のお風呂は、味噌樽を切った感じの味噌樽風呂。ちょっと広いお風呂があり、その一部が勾玉の形になってる勾玉風呂。室内はいつ来ても全体的に薄暗い。あとは縄文海底蒸し風呂。水風呂はない。そして、メインの露天風呂。

 露天風呂は岩風呂で、山の中で遭遇したお風呂な感じ、お湯は黒い。化石海水とかいうらしい、少ししょっぱい。ふちが岩なんだけど、みんなその窪みに頭を入れて、寝ている人が大半。窪みも色々あるから、好みの場所で寛いでいる。そんなに熱くないから、ずっと入っていられるの。

 昼間は横になって空を見上げると、青空に木々の緑が眩しい。風のそよぎも都会にいるのを忘れさせてくれる。夜は仄暗い灯りのみで、これまた鄙びた温泉の風情。本当に暗いので、足元に気をつけないとちょっと危険だけどね。

 お風呂だけでなく、他にも気になるとこはあるんだけど、いつもお風呂しか利用したことがない。断食?とか色々あるみたいだから、いつかは利用してみたい。宿泊もできるらしいからいつかは泊まってみたいな。そしたら、8時半からの朝風呂(露天風呂のみ)も入れるしね。