健康第一

 毎週サウナを楽しみたいが為に、健康に気遣い、ご飯を気にしたりジョギングを始めたりした訳ですが、今回は本当にそれを実感する事になりました。

 仕事でマネージャーとオープン作業をする事になり、掃除とかにうるさい人らしいので、めちゃ気合い入れて掃き掃除小一時間。終わったら腰痛いなぁ、とは思っていたけれど。 

 翌日。左側の股関節?にちょっと痛みがありました。ジョギング始めた時も同じ所が筋肉痛みたいに痛かったことがあるから、まぁ、数日で消えるでしょ、と軽く見ていました。 

 更に翌日。あれ、片側だけ凄く痛くなってる。歩く度に痛くて、普通に歩けない。怪我した人みたいに脚を引きずって仕事を終えました。その帰り、仕事がちょっと遅くなってしまって、旦那から弁当を買ってこいとのメッセージ。脚を引きずりながら買い物をし、自転車に乗りました。あれー、自転車上手く漕げない。脚痛くて曲げられなくて、まるで飲酒運転みたいにフラフラになってしまいました。

 自転車は車道派なので、夜にこんな運転してたらやばいと、車道の端を自転車を押して歩いて帰りました。

 家着いたら痛いし、疲れてしまったし、倒れ込んでしまいました。脚の付け根が本当に痛くて、ズボンを脱ぐのにも10分以上かかる事態に。起き上がれないでいる私をみて、旦那はこんなに遅くなるなら、一言食べてきて、と言ってくれれば良かったのに、気が利かないな、と舌打ち。そんなとこで寝てないでさっさと風呂入れよ、といい、弁当を食べにいきました。

 いやいや、服脱ぐだけで大変なのに、浴槽を跨ぐ自信ないし。寝てるのではなく、起き上がれないんだよ。結局時間をかけてシャワーだけは浴びました。パンツ履くのが一番辛かった。

 更に翌日。この日は土曜日。いつもならサウナデーだが。今日はそれどころではない。旦那は風呂か整体でも行けば、と軽く言って出かけた。いやいやこれは整体じゃないでしょ、整形外科だよ。  

 この日はもうテレビ止めるのに30センチ前にあるリモコンを取ることもできなくなっていた。一応歩けはするけど、歩く度に激痛が走るのだ。ネットで土曜日もやってる整形外科を見つけてそこに行くことにした。午前診療だから急がないと。もう10時過ぎてる。急いで着替え、、られない。息子を呼んで、パジャマズボンを脱がしてもらい、ジーンズを持ってきてもらい履かせてもらった。息子は、どうしたの、これ介護だよね、なんて笑うけど。やっぱり持つべきものは子供だと実感。旦那はどこまでいっても他人でしかない。あんなに動けない姿をみても、心配する一言すらなかった。それも所詮他人だから仕方ないことなのだ。こんな息子を与えてもらったことには感謝しかない。

 息子はマンションの階段を心配して一緒に降りてくれた。肩貸してくれたけど、上手く歩けなくて何度か転びそうになる。以前使ったタクシーを呼ぶアプリを削除してなかったので、それでタクシーを呼んだ。竹野内豊がCMしてるやつ。これなかなか便利だ。あんまり使うことないと思ってたけど、今は大通りに出るのもちょっと痛くて無理なのだ。

 整形外科にたどり着く。壁伝いに受付に向かう。座って問診票と言われたけど、座れないので、立ったまま書かせてもらう。レントゲンなど撮って院長先生の診察を待つ。1番診察室に呼ばれてゆっくり向かっていると、インカムみたいなやつで、1番ゆっくり向かっています、といわれてた。ドア開けようとすると目の前に座っていたおじいちゃんに、開けますよ、言われ開けてもらう。

 院長先生に、どうしたの?と言われ、股関節が痛いんです、と痛い所をさすってみせると、そこは股関節ではない、と一言。ここは鼠蹊部というらしい。写真を見たあとベッドで横になり、診察してもらう。腰からくる痛み、らしい。今日は腰に薬注射することになった。その移動する姿を見て、松葉杖出してと、看護師に指示していた。ここじゃそのレベルなのね、とちょっとおかしくなる。

 行きはタクシー、帰りは松葉杖と本当に怪我人だ。帰り雨降ってきたから、息子に傘持ってきてもらうか、と考えたけど、ちょうど軽量の折り畳み傘が欲しかったから、駅前のヨーカドーで買おう。

 できるだけ小さくて軽いのがいいな、と広げてみようとすると、やたら店員さんが親切なのだ。よく考えたら、これ杖ついてるからか。にわかハンディキャッパーなので自覚がなかった。その後もエレベーター乗ったりすると、みんな優しいなぁ、と思うこと沢山あった。 

 しかし松葉杖なんて、と思ったけど、杖つくとめちゃ楽なのね。帰りもタクシーか、と思ってたけど、傘さして杖ついて楽々と帰宅したのでした。